COBIT FAQ

(最終更新日:2007年3月14日)


COBIT Frequently Asked Questions

[COBIT全般]
1. COBITとは何を指すのですか、またそれはどうやって知ることができますか?
2. COBITはどのような目的で、誰が利用するものなのでしょうか?
3. COBITを利用することで、どんなメリットがありますか?

[成熟度モデルのベンチマーク資料について]
4. COBITマネジメントガイドラインの成熟度モデルをベンチマークに利用したいのですが、実際に調査した統計資料はありますか?

[日本語版について]
5. CobiTの日本版も英語版と同じように無料ダウンロードがありますか?

[その他]
6. 出版物でCOBITを引用したいのですが、何か注意点はありますか?
7. ISACA東京支部で、COBITに関するガイダンス・コンサルを行なっていますか?
8. COBITの、海外での活用事例の資料はありますか?
9. COBITに関するEラーニングの資料はありますか?


1. COBITとは何を指すのですか、またそれはどうやって知ることができますか?

COBIT とは世界中の組織にITガバナンスのための明確な方針とより良い実務を提供するためにITカバナンスの枠組みと詳細なコントロール目標のガイドを示す一連の製品(資料やツール)です。
COBIT3では、具体的には、一般にCOBITファミリーと言われる以下の資料から構成されています。

さらには、Board Briefing, COBIT Quick startなどが追加されています。

上記の資料は一部を除き一般の方でもISACA国際本部のHPのDownloadsメニューからダウンロードして入手することが出来ます。
なお、資料は英語版が主体となっており日本語版はありませんので、ご了承下さい。

2. COBITはどのような目的で、誰が利用するものなのでしょうか?

COBITは一般にCOBITファミリーと言われる複数の資料から構成されており、それぞれが想定した利用者に対するものとなっています。COBIT3の製品構成と想定利用者を要約すると以下のように示すことが出来ます。

3. COBITを利用することで、どんなメリットがありますか?

COBITを利用する、それぞれの立場ごとに、以下のようなメリットがあると考えられます。

(1)経営者にとっては次のような点においてCOBITが有用です。

(2)ITや業務での利用者とっては次のような点においてCOBITが有用です。

(3)IS監査人とっては次のような点においてCOBITが有用です。

4. COBITマネジメントガイドラインの成熟度モデルをベンチマークに利用したいのですが、実際に調査した統計資料はありますか?

 調査結果の資料がISACA COTROL JOURNAL 2002 Vol6 に掲載されています。
調査の期間は2002.3ー2002.6で、ISACAのweb上で自己回答によりCOBIT2と3の購入者を対象に実施し、有効回答は168となっております。地域、組織規模および業種毎に集計され、例えば金融機関はおよそ2割です。米国、ヨーロッパ、アジアはそれぞれ同じ割合、企業サイズも大中小、大体同じ割合です。
なお、この資料はISACA本部のWebでも見ることができます。
(→Control and Governance Maturity Survey
また、COBIT Onlineでは、成熟度モデルの自己チェックが行なえるツールが提供されています。(有料:Subscription Level=Fullでの登録が必要です)

5. COBITの日本版も英語版と同じように無料ダウンロードがありますか?

COBIT4.0の日本語版が、無料でダウンロード可能です。(→ITGI Japanのダウンロードページ)をご参照下さい。

6. 出版物でCOBITを引用したいのですが、何か注意点はありますか?

 COBITを引用する場合、一般ルールと同様に出典を明らかにしていただく事が必要ですが、これに加えてCOBITに登録商標が設定されておりますのでこの点につきましてもご留意いただければと思います。
ご参考まで、下記の様な記述を加えていただければよろしいかと思います。

“COBIT”とCOBITのロゴは、米国及びその他の国で登録された 情報システムコントロール財団(Information Systems Audit and Control Foundation, 本部:米国イリノイ州) 及びITガバナンス協会(IT Governance Institute 本部:米国イリノイ州 :www.itgi.org) の商標(trademark)です。COBIT®の内容に関する記述は、情報システムコントロール財団およびITガバナンス協会に著作権があります。
・・・
本文中では、Copyright、TM、Rマーク等は省略しています。


<補足>上記文中の情報システムコントロール財団とあるのは、ITガバナンス協会の以前の組織名称です。
なお、上記は一般的な引用の範囲での説明です。COBIT全体を商用利用する場合には文書による事前の了解が必要とされています。この場合には、東京支部ではお答えしかねますので、お手数ですがISACA本部もしくはITGI本部に直接お問合せください。

7. ISACA東京支部で、COBITに関するガイダンス・コンサルを行なっていますか?

 東京支部の活動は、会員相互の研鑚を目的とした「調査研究」及び継続教育支援のための「月例会」などが中心で、その中でCOBITについても取り上げております。
各会員の所属企業において、この様なサービスを業務として行っているところもあるかと思いますが、、支部は直接関与しておりませんのでご了承下さい。

8. COBITの、海外での活用事例の資料はありますか?

海外でのCobitの利用事例については、本部ホームページの「Case Studies」に、業種毎に整理されたものがあります。
一覧表の会社名のところをクリックすると更に詳しい資料の参照が可能です。

9.COBITに関するEラーニングの教材はありますか?

 COBIT Foundation course等(英語版/日本語版)が提供されています。有料ですが、ISACA会員には割引価格で提供されています。
登録にはCOBIT Campusにアクセスしてください。
 あわせてEラーニングで提供されている試験(COBIT Foundation Exam)をパスするとISACAの継続教育ポイント8CPEを獲得できますのでご活用下さい。
(なお、提携契約により、ITIL関連のEラーニングコース等にも割引価格が適用されていますのでご活用下さい)


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